展覧会設計

展覧会設計

担当教員

家村珠代教授

家村珠代教授

Overview

本設計は、キュレーションの実践を目標とするもので、ゼロから現代美術の展覧会をつくりあげます。特に重視しているのは作家との対話と共働で、出品作家の選定、展覧会テーマの設定、予算の運用、広報活動、ドキュメントづくりなど、展覧会の開催を通して、キュレーションに必要な様々な事柄を学びます。

  • 授業風景(「家村ゼミ展」企画会議)

    授業風景(「家村ゼミ展」企画会議)

  • ゼミ誌『家村ゼミ展 ドキュメント』

    ゼミ誌『家村ゼミ展 ドキュメント』

  • 学外ゼミ(市原湖畔美術館見学 道中)

    学外ゼミ(市原湖畔美術館見学 道中)

Curriculum

作家と一緒になって、実際に展覧会を開催し運営することから生まれる展覧会の可能性や実践を学びます。
展覧会は、多くの協働作業の集積から成立します。展覧会を実際につくるという実践の中で、自らの役割を主体的に見つけ、行動し、かたちにすることを目指します。

Student Message

Student Message

我々は、蕾が芽吹く春に、色めき立つ学生と共に活動を始め、落葉し尽くした冬に、影だけとなった木々と共に活動を終える。枝葉末節を入念に剪定し、美しい枝と幹を残すのだ。
家村ゼミが目指すのは、単なる「展覧会」という完成形ではない。教授、学生、教員、そして招かれた作家がひとつのチームとなり、アイデアを出し合い、手を動かし、時には立ち止まり、また動き出す。そんな試行錯誤の連続こそが核心にある。
問いと試行を繰り返した痕跡は、展覧会後に作成するドキュメントに記録され、次の世代へと手渡される。家村ゼミは、問い続ける「運動」であり、終わらない「実験」であり、何年にもわたって手がける「アートプロジェクト」だ。

4年生 S・K