美術史設計

美術史設計

美術の謎を解き明かす

担当教員

大島徹也教授

大島徹也教授

Overview

「美術史」とは、「美術」の「歴史」です。「歴史」とは、「歩み」や「物語」と言い換えることもできるでしょう。本ゼミでは、美術におけるさまざまな作品、作家、動向、手法、概念などを取り上げて考察していきます。受講生は、自分が立てたテーマでの個人研究発表を行い、それに基づいた論文を執筆します。それらは、年度末刊行の本ゼミの紀要にまとめられます。

  • 授業風景(研究発表)

    授業風景(研究発表)

  • ゼミ誌『美術史設計ゼミ 紀要』

    ゼミ誌『美術史設計ゼミ 紀要』

  • 学外ゼミ(古美術長野展示室見学)

    学外ゼミ(古美術長野展示室見学)

Curriculum

授業は基本的に、①担当教員による講義、②受講生による研究発表、③全員での文献講読の3パートからなります。

①講義:
・西洋美術史の解説(奇数年度:古代ギリシア美術~ゴシック美術。偶数年度:ルネサンス美術~ロココ美術)。
・その他、美術に関するさまざまな重要トピックの解説(美術館、画廊とコレクター、真贋鑑定などなど)。
・研究倫理、発表・論文執筆の作法・スキルの指導。

②研究発表:
3年生・4年生とも全員、個人で前期1回・後期1回の研究発表を行います。テーマは、美術史の学問分野(or 美術に深く関連する学問分野)の範囲内で、自由に設定してください。
毎回、研究発表に続けて、担当教員による講評、クラス全体でのディスカッションを行います。

③文献講読:
西洋近現代美術の英語文献を全員で輪読しつつ、文献中で扱われているさまざまなトピックについて、担当教員が解説したり、クラス全体でディスカッションしていきます。(邦訳がある場合は、邦訳を併用することもあります。)

※その他、アーティストや美術館学芸員の方などを講師にお招きして、本ゼミ主催による講演会を開催したり、展覧会等の見学に行ったりします。

Student Message

Student Message

美術史設計ゼミは、文献講読、大島徹也先生によるレクチャー、ゼミ生が各自自由にテーマを設定して取り組む研究活動の3つを軸に活動しています。また、外部講師をお招きしての講演会や展覧会見学などの特別活動もあります。

個人で研究を進めることが多いゼミなので、自分の興味のあるものに没頭できます。一人で進めていくのは苦しい時もありますが、ゼミ生や先生から意見をもらえたり、講義によって新たな視点が増えたりするので、モチベーションも下がらずに続けていけることができます。

美術史設計ゼミでは毎年紀要を作成しているので、興味がある方は手に取っていただけると幸いです。

4年生 T・A