【展覧会】学生有志による展覧会『透ける星現れて』
イベント
| 展覧会名 | 透ける星現れて |
|---|---|
| 日程 | 2025.11.8 (土) – 11.16 (日) |
| 時間 | 13:00-20:00 (最終日18:00まで) |
| 場所 | same gallery(東京都品川区荏原4-6-7) |
| 入場料 | 無料 |
Curator
藤本泰輔
Artists
磯崎海人
金泰宇
プロポーズ過程
Special thanks
尾知リュウマ
Install
犬童アツヤ
関口煬大
皆川優也
Design
磯崎海人
Statement
本展の方向性は、3人の作家との対話のなかで少しずつ見えてきたものです。
それぞれの作品を読み取り、関係づけ、言葉を交わす過程で微かに影が浮かび上がってきました。
ここでは、その影をひとつ、静かに置いておくことにします。
どの作家も日常生活のなかで見たものや体験したことが、モチーフ選択や作品制作の動機に含まれています。
例えば、車内での体験(金泰宇)や、駐車場の看板(磯崎海人)、夢小説という仮想の物語(プロポーズ過程)などです。
そこから見えてきたのは、「私的(プライベート)な空間」と「公的な空間」のあいだです。
車のなかにいるときの強烈な「私的な空間」は、窓から見えるものを限りなく自分自身から引き剥がし、何か遠い存在へと変えていきます。
駐車場の看板は、公の場にありながらも、あなたのためにそこにあるような親密さがあります。
夢小説は、私だけの小説空間でありながら、同時に他者がそこへ介入することを許しています。
こうした「私」と「公」のあいだ、そのバランスがわずかに崩れる瞬間にご注目ください。
窓を通ってこの空間へ入ったあなたも、その瞬間に巻き込まれています。
見えない光があなたの眼差しで捉えられたのなら、それがこの展覧会が指し示す星です。

